現行のベンダーが、これまでの経緯や業務を理解されているのは大きいですし、システムの品質も良い（これから提供されるものも良いであろう）と判断されるのであれば、安さだけで別のベンダーを選択するのはお勧めできません。

一方、現在のベンダーの品質やサポート体制などに不満があるのであれば、思い切って別のベンダーに依頼するのも良いかもしれません。
但し、現行の業務と基幹システムを発注する側（システム担当）が熟知していて、新参のベンダーに伝達できないと失敗する可能性が高いと思われます。

ベンダーの立場として過去いくつかの案件に携わってきた私自身の経験から回答差し上げました。
ご参考になれば幸いです。

「製造業で」　と言われる割には「対応業務は営業管理システム、営業活動支援システム、一般会計、営業管理。」で生産管理、工程管理がありませんがどうなっているのでしょうか？
私の会社は製品開発、製造、販売までやっているのでＥＲＰと行きたいところですが残念ながら　市販のパッケージではカスタマイズが多すぎて高額になり結局は自前で作りました。
私の処ではこの議論が毎度のリース切れの時（５年くらい毎）に発生していますが、毎回、ＥＲＰは見送っています。

ＥＲＰにするなら「ＥＲＰに合わせて仕事しろ」とトップから号令をかけトップもそのつもりで無理な仕様は止めて貰わないといけませんし後で文句を言わせないようにしないといけません。　現状の業務に合わせてアドオン、カスタマイズをやっていたら費用は膨大になります（そこがベンダーの設け口ですから）　
某Ｎ社の例では　ハードが１０００万、パッケージは６００万、導入支援教育費３０００万でしたが　現状業務に合うようにカスタマイズしたら４０００万の見積もりが出てさらに「あれとこれは要件が不明確なので入っていません」と言われました。（多分２０００万くらいです）

ＥＲＰにするならカスタマイズ削減を考えましょう

青葉さん、kuraishierpです。まだコメントを受付中でしょうか。
ERP研究推進フォーラムというERPのプロモーション組織で調査・研究をしながらＩＴコーディネータとして中堅・中小企業のIT導入のお手伝いをしています。そういう立場でコメントします。以下、３点です。
１）現在貴社に入っているベンダーの提案をまず優先で検討するのがよいでしょう。少なくとも貴社の実態を他のベンダーよりは分かった上での提案だと考えられます。それ以外のベンダーは貴社の実態について想像の世界で提案していると思われるからです。
２）費用の比較は前提条件をそろえて比較すべきです。単純に金額だけを並べての比較はあまり意味がありません。よくやるのは、前提が違った提案に対して「こういう条件で再見積して下さい」というお願いをして再提案させたうえで比較する方法です。
３）貴社のような企業規模の場合、それほどIT部門のスタッフが揃っていないケースが多いと思います。その場合に、ERPのような専門性の高い分野については、コンサルタントを上手に使うことをおすすめします。それも有名なコンサル業者を使うとやたらと高くつきます。そこで、手近かにＩＴコーディネータがいれば、その人に相談してみて下さい。少なくとも大手のコンサルの何分の１かのコストですむと思います。（ＩＴコーディネータの宣伝になってしまいました。ご容赦下さい）