質問

2009年06月01日 13時57分
  • ストレージにSATAは危険?

情シスのオープンナレッジ『Syszo』サービス終了のお知らせ

質問

ファイルサーバのストレージの導入を検討しています。

SASは高速、高信頼性、SATAは導入コストが安い、
サーバなどミッションクリティカルな用途にはSASを推奨と
どのページを見ても説明してあります。

今回12ドライブくらいのストレージを導入の候補にしていて
SASか、SATAか悩んでいます。
SASはSATAの約2倍の価格なので、SATAでRAID5か、RAID6で構成して
ストライピングすれば耐障害性も速度も問題なさそうな気もするのですが、
こればっかりはお試しすることはできないので皆さんの
意見をお聞きさせていただきたいと思います。

(もちろん予算が許せばSASを選択しますが)
皆さんのところでSATAで
 ・速度も申し分なく、故障もなく稼動している
 ・やはり故障が発生し、速度も若干を遅い

などといった情報を教えてください。

2件の回答があります

回答

こんにちは。

SASとSATAですが、今までの経験では故障率は同じぐらいな気がします。

熱の問題かもしれませんが、SASの15K回転のドライブの方が10Kに比べると故障しやすいです。

RAIDによっては全く同じ型番のディスクではないとリビルドできないものもあるので、新製品の投入が激しいSATAのディスクだと同じ型のディスクが手に入らなくなるという危険性があります。(最近のRAIDだと予約領域で多少の違いを吸収するので大丈夫ですが。。)

信頼性を上げるのでしたら、RAID6+スペアにしておけば、SASのRAID5よりはよっぽど安心です。
RAID6+Spareまたは、RAID5+1で死んだ時はあきらめがつくので、バックアップから戻します。

スピードに関しては、HDDの台数、RAIDの構成、RAIDが使用しているI/Oプロセッサ、キャッシュメモリなどの方がドライブ単体のスピードより影響が大きかったです。(ただIntelのSSDは別格でした...)

2009年06月01日 16時52分

回答

SATAかSASかを選択するのは私も管理者初心者の時は悩みました。
いろいろな障害を経験した自身の結論としては
「SATAが若干低いが稼働時間の方がはるかに大きいためあまり気にする必要はない。
気にするヒマがあったらRAID構成と障害時の対応の体制の検討に時間をかける。」です。

SATAが故障しやすいといっても「毎月1本壊れます」とか「しかも土日や夜中にばかり
壊れます」なんて酷い事は経験上ありませんし、かなりの台数を管理していますがSAS
は確かに年に1、2回故障があるかないかでSATAは多いときは年5回ありましたが平均
は年2回程度です。但しHP製限定情報ですが。
他のメーカはもっと酷いのがあるかも知れません。

どちらでもこんな程度の差なので、後は障害発生時に検知してメーカへの交換手配が
素早く出来る体制さえ取ってあれば安価なSATAで充分です。目安はRAID-5構成の1台目
の故障を発見できずに2本目が逝った経験があるようなら、多少の差であれSATAはやめ
て故障率が少しでも低いSASにしておいた方が・・・。

但し、運用管理する上ではSASは以下の2点で優れています。

 ・ ラインナップが少ないため部材を間違えられにくい!
  (SATAで間違えられた経験あり。HPの保守員がたるんでいるとも言いますが。)

 ・ 回転数の上限が高いので負荷が上がってきた際の拡張性で優れている。
   特にデータベースサーバで平均応答速度を上げたい場合には効果適面。

以上の事から私はファイルサーバ系はSATAでストライピングを最大限にしてRAID-5。
業務系はSASの3.5インチ(安価な為)の15KrpmでのRAID-5を基本にしています。

こんなものでお役に立つでしょうか。

2009年06月02日 13時00分

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