質問

2011年09月07日 19時07分
  • Raidについて

情シスのオープンナレッジ『Syszo』サービス終了のお知らせ

質問

Raid5とRaid6の違いが良くわからないんですが50人規模で仮想サーバーを組み立てる際にどっちを組めばいいかわかりません。

ちなみにサーバーはAD、DB、メールの三つです。それぞれ別々の仮想PCに組みます。

5件の回答があります

回答

お疲れ様です。

今回ご利用される予定なのは、VMWare等のHyperVisorで利用するためのディスクのRAID構成でしょうか?
(ゲストOSであれば、ホスト上できちんと冗長化ができていれば、ゲストOSでのRAIDは不要と思います)

RAID6は、RAID5の欠点である、2本目のディスク障害時の対策として作られた規格と思われるのが手っ取り早いと思います。
RAID5では、分散+パリティを残すことで最小3本のディスク構成からのスタートとなります。
この場合、ディスク3本の内1本は故障しても大丈夫ですが、2本目が故障すると、データー自体が欠損することとなり、問題が生じます。

そういったことを想定して、RAID6では、最小4本構成で、パリティを2つ用意し、4本構成の場合、2本の故障まで問題なく運用することができるというのが特徴です。

詳細は,以下のページがわかりやすいかと思います。
http://norimaki2000.blog48.fc2.com/blog-entry-38.html

今回構築しようとしているところのディスク構成がわかりませんのでアドバイスしづらいのですが、ディスクが4本有り、アレイコントローラーもRAID6に対応しているのであれば、RAID6の方が安全かもしれません。
ただ、使用できる容量は、同じディスク本数であればRAID5の方が容量が大きくなる点も考慮しておいた方が良いと思います。

最近は、RADI6以外にもRAID1Eとか、種類が増えて、もはや単純な話で語れなくなってきている気はします。

2011年09月07日 19時48分

回答

すでにRAIDの違いに関しては、コメント(1)で的確な解説がされていますので私からはそれ以外の部分を書きます。

RAID5/RAID6はどのように実現予定ですか?
RAID部分の負荷(パリティの計算)が比較的高いため、RAIDカードの性能でI/O速度が変わるはずです。

また、「VMWare等のHyperVisorで利用するためのディスクのRAID構成」の場合には十分なI/O速度が、ゲストの動作速度に影響しますので、重要です。

もし、私が「VMWare等のHyperVisorで利用するためのディスクのRAID構成」で使用する場合であれば、シンプルにRAID10を選択すると思います。比較的I/O速度が出る事と最低限の冗長性は確保出来るため、上記用途であれば良いのでは?と考えています。RAID10の場合でも、RAIDカードの性能などは重要です。

RAID10/RAID5/RAID6の原則論としては、RAIDを構成するHDDが多ければ多いほど、I/O速度は上がります。ただ、HDDの数が増えると、RAIDカード部分の負荷も上がりますので、RAIDカードの性能が追い付かなければ、意味がありません。そのあたりは詳しいショップの方と相談してみてください。(OLIOSPECなど)

もし、容量が少なくても良いのであれば、HDDでRAIDを組まずにSSDをそのまま使用して、実現しても良いかもしれません。(大容量HDDにバックアップをすればSSDの信頼性問題などは回避可能では?)

2011年09月07日 20時23分

回答

おはようございます。

それでは私からはバックアップの部分で^^;

仮想サーバ内にできるイメージファイルは、まるごとバックアップを
取ればよいですが、仮想サーバそのもののOS等のバックアップを取り、
きちんとリカバリができるアプリケーションを用意する必要があります。

RIDO5/6の場合は、HDDへのデータの保存方法が特殊なため、普通の
イメージバックアップ/リカバリ方式では復活できない場合があります。

仮想サーバが複数台あるので1台が壊れても他の仮想サーバで動かして、
壊れたのは最初からセットアップをして再構築すれば良い。のならば気に
しなくても良いかもしれませんが^^;。

OS異常とかからの復旧を急ぐのであれば、RAID対応のバックアップ/リカ
バリソフトを用意するのと、一度バックアップを取って、まっさらなHDDに
全部交換したうえでリカバリができるのか、試されることをお勧めします。

2011年09月08日 09時11分

回答

RAIDは単なる物理的な実装の話であって、仮想環境とは別のレイヤーですね。
もっとも、物理的実装が確立されていてこその仮想環境なので、
その点では前の発言で皆様が触れていると思いますので、
それらが確立された前提で仮想環境について。

一般論からいうと、仮想サーバ上にADを置くのはどうかなーと思います。
仮想環境がこけたらADが要求するすべてのサービスがこけてしまうので、
メールが使えない、DBが使えない以前にログインできない事態になります。
物理マシンでADサーバがセカンダリでも欲しい気がします。
50人規模ならデスクトップに毛の生えたようなスペックでも問題は
ないと思いますし。

DBについても一般論ですが、仮想環境上でも動作はしますが、
ここで問題になるのはディスクIOです。
特にログとDBデータエリアは速いディスクである必要があるので、
仮想環境上のディスクに書くのではなく、
物理ドライブに対してドライブマウントする方が良いと思います。

メールはADということからエクスチェンジかと思いますが、
これについてもDBと同じことが要求される場合があります。
メールの流量などと相談する必要があると思いますね。

以上のことは、よくMSのベストプラクティスあたりに書いてあるので、
一度目を通されると吉かと思います。

2011年09月08日 09時59分

回答

コメント(4)で指摘されたAD、DBの仮想環境での動作に関して、過去の投稿「No.2925 社内システムの仮想化について」が参考になると思います。

ADは1台は物理環境を推奨、DBは正しく設計すれば仮想環境でも問題無し、のはずです。

2011年09月08日 14時41分

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