質問
自分達が作り上げてきた事に誇りを持つ
私も自社製システムを作りましたが、作ったものに自信はなく、いつもどこかを改造・刷新していました。ユーザの要求も変わりますし、もっといい方法が見つかることもありますし、やってみたらうまくないということもあります。自社製システムはそういう時にささっと作り変えが可能なのでよかったと思います。
情シス員は「陳腐化した自分のスキルにしがみついてる」と思い込んでいる経営層が居ますね。 新しいことを提案しても毎回「金がない」と門前払いしている、反面、どこからか連れてきたIT企業出身の途中入社の者に変なシステムを導入されて情シス提案の3倍の費用を払わされてます。
”全面刷新”も言葉はカッコいいですが苦い経験があります。これもよそから来た役員が「システムを全面刷新する」と言い出して、情シスが反対するにもかかわらず変な机上の空論システムを導入し、現場が大混乱したことがあります。その時は2年かけて情シス員がコツコツと手直ししました。
まだしつこく助けを求めてくる・・・
ならば「コンサル料」として1万円/日を請求したらいいのじゃないですか。金がからめば話が変わってくると思います。
もうひとつ追記です。
私、現在はSEではなく某大手カーショップチェーンでメカニックの傍ら
経験を買われて店舗のIT運用を担当しています。変人ですね。
お疲れ様です。
SIerとしての立場から申し上げれば、時々こういった話でご相談を受けるケースがあります。
実際弊社内においてもそうですが、昔に作られたシステムが昔からのシステムで、改良は一応続けられているのですが、未だにクラサバ版だったりします。
今の時代WEBベースが便利だし、出張者も多いからWEB版にしてほしいとお願いをしても、クラサバ版の方が早くて使いやすいからと言って、WEB版がなかなか開発されないでいた経緯があります。
(で、結果SSL-VPN装置を購入したりと違うコストが発生していました)
実際には、開発者のWEB開発におけるスキルがないため、がクラサバ版しか作れないからという理由だと思うのですが・・・。
システムを常に運用に合わせることがとても大事だと思うのですが、システム化できることをベースにすることで業務をシンプルにして間違いを減らすというのも考え方としてあります。
たとえばの話なのですが、ビジネスホテルでで元々予約と当日売予約価格しかなかった物を、XXクレジットカード利用者様割引とか、JAF会員割引や、ホテルメンバーズクラブ割引からはじまり、グッズ付きとか、地元お土産付きプランとか、チェックイン23時割引とかいろいろ企画が乱立し、結果業務が混乱するということも、まあ無いわけではないと思います。
ただ、今の時代そういった企画で目を引くことも大事なので、こういったサービスを否定するわけには行かないと思います。
こういった事をシステムで防ぐのか、システムで楽にするのかの考え方の問題かなと思います。
(個人的には私はシステム導入は後者の選択であるべきだと思いますが)
現場で言われていることを、システム部門が必要ないと一括されたというケースで、なぜ必要ないのかやその代案を提示して頂けないケースが多くあり、システム部門との対立が起き、担当部門で直接システム導入をし、あれこれ個別システムが乱立し、結果業務が面倒になるというケースもあります。
で、私がSIer業者として担当することになることがあります。
ちなみに、どこかの調査会社の調査だと会社のシステム部門を通すとシステム化のシステム導入速度や現場のシステム利用満足度が下がると思っている人は80%を越えているという調査を見たことがあります。
システム部門は、現場をもっと見たり聞いたりして、システム的にはこうだと言うことを、現場に対してもっと説明していき、現場の考えとシステム的な考えの間を探していく必要があるのだと思っています。
システムとは芸術作品ではなく、ただの業務アシスタントだと思っています。
システムというとコンピューターなイメージがありますが、システムとは組織網や、機構、仕組みという翻訳になると思います。
業務の仕組みをコンピューター化することで、業務を楽にする物ですから、業務ニーズに合わないのであれば、そんな物は捨てるべきだと私は思います。
今回のケースは、すでに退職をされておりますので、システムの相談に関しては、SIerに相談してくださいと、逆に業者さん候補(1社にすると、勧められたからその業者にしたけどダメだったとか責任を押しつけてこられても困るので)を紹介するとか、そもそも電話に出ないとか、それはご自分でご解決くださいとはっきり言った方が良いでしょうね。
大事なことは、昔は関わっていたとしても今関係なのですから、御社の業務に影響を与えるようなことは、責任配下にないのでお答えできません。
と私だったら言いそうです。
開発者は、自分が努力して作り上げたシステムは、それがやはりかわいいのでしょうね。
実際に開発の方と話をすると、何回合っても、十数年前に作られたシステムのこだわりポイントをずっと言い続けている開発者にお会いすることが時々あります。そういったタイプの人がこういった古いシステムを根本的に別視点から見ようとしないのだと思います。
子供でたとえれば、子供を育てるために、あえて厳しくし、経験を積ませ、(=システムの改善・カスタマイズ)さらに深い思いやりのある人間に形成させていくか、子供をただかわいがり守るだけ(親ばか、エスカレートするとモンスターペアレント?)にするのか(=できあがったシステムを固持する)の違いと一緒だと思います。
個人的には、一緒に仕事をする開発担当者(開発会社)さんによっては、こだわりをもって開発をされている方が担当された場合、プライドが高い方が多く、一緒に仕事をする際は尊厳を持って接していくことを心がけています。
(でないと、言うとおりにやってくれないので・・・)
コメントを下さった皆さん、ありがとうございました。
その後の顛末を少し。
相変わらずこちらの業務中にまでTELしてきますので
意を決して
「私も新しい職場で業務をこなさなければいけませんし、
前職とはいえ責任を負う事もできません。
これ以上、こちらの業務を止めてまで頼るというのであれば
会社同士の話し合いに発展しますが良いですか?」
旨の事を伝えました。
そして電話口で散々嫌味を連発された上に「もうお前の事は知らん!」と
言って一方的に電話を切られました。
その後はTELは来ていません。
彼らが一刻も早く目覚める事を祈るばかりです。
質問
前職のシステム部員に困っています。
スクラッチ開発の社内システムをずっと使ってきたのですが
とうとう経営陣から前面刷新を突きつけられた様です。
自分達が作り上げてきた事に誇りを持つのは大いに結構ですが
それに固執し、世間のトレンドや経営陣の要求に応えられていないばかりか
自己研鑽にも乏しく、既に陳腐化した自分達のスキルで出来ない事は全て「そんなものは必要ない!」と否定しかしないメンバーばかりでしたので
(それに嫌気が差したので私は職を辞しました。)
自ら追い詰められる結果を生んだのでしょう。
それだけならよくある話で「そりゃ気の毒でしたねぇ」ですけど
既に別企業の人間である私の所に連絡をしてきて
散々、愚痴を言うばかりかあわよくば私のスキルを利用して
その苦境を解決しようとする有様です。
一度、電話口で「私は既にそこの人間ではないですから」と
やんわり断ってみたら「でも仕方ないじゃないか!」と
逆ギレされ、これでもう何も言ってこないだろうと思いきや
まだしつこく助けを求めてくる・・・
皆さんの所ではこの様な
「陳腐化した自分のスキルにしがみついて周囲に迷惑をかける」
困った方はいませんか?