質問

2013年04月25日 11時45分
  • 情報システム部門って何ですか?

D
情シスのオープンナレッジ『Syszo』サービス終了のお知らせ

質問

 私は、現在就職活動中の大学生です。主にITの分野を見ていて情報システム部門にも興味があります。ただ、情報システム部門がどんなことをしているのかがいまいちイメージ出来ません。ネット等で検索してもあまり良いイメージが無く、ITの雑用係のようなことが書かれていることもありました。私自身は、会社のITを統括し、効率化する仕事なのかななんて考えています。
(質問)
1.情報システム部門とはどんなことをするところなのでしょうか。

2.やりがいやそこで働く魅力はありますか。どんなこと、時に感じますか。

3.困っていることや苦労していることはありますか。あれば具体的にどんなことでしょうか。どんなことでしょうか。

 お忙しいとは思いますが、1つでも教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

2013年04月25日 11時45分
D

5件の回答があります

回答

一口に情報システム部門(情シス)と言ってもいろいろですね。 
まずはその会社がITを売り物(商売)にしているかどうか
 ITを商売にしている場合では
   開発を商売にしている場合
     派遣を中心に行なっている場合(A)
     社内で開発し出来た物を収める場合(B) 
   他社のITの運用を行なっている場合
     運用員を派遣で行なっている場合(C)
     自社からリモートでお客のITを運用する場合(D)
 自社のITの運用をしている場合
   開発と運用を行う場合(E)
   パッケージソフトなので運用のみ行う場合(F)
   他社で開発してもらい運用だけ社内で行う場合(G)
などなど

ウチは(E)だったのですが 開発はユーザの希望を極力叶える事と自ら研究して”こういう仕組みがよい”と提案していました。古いシステムなので運用も手間がかかっていました。 が なんでも自分でやれるやりがいもありましたし、苦労もありました。   
新卒での入社では(E)に入ってだんだん育っていくのが、毎日、少しずつ苦労と楽しみがあります。何年かすればエキスパートになれるでしょう。
情報システム学科(情報科)を出ていても情シス部門に来るとは限りません。ウチは情報科卒が何人か来ますが、情シスにはまったく新人が来ません。
実はウチは(F)に成り下がってしまいましたので、開発や仕組みを考える面白みがありません。

(A)(B)(C)では即戦力が求められるので、毎日がキツイことがおおいのではないでしょうか。 新人も使い捨ての面があるかもしれません(がよく知らないので 実情は他の人にお任せします。)

2013年04月25日 14時12分

回答

desatoさんの分類を使わせて頂くと、私のところも(E)になります。

A1.私自身の考えになりますが、情報システム部門とは、
ITを使って会社の業務効率化、経営指針決定を助けるところだと考えています。
確かにIT関連の雑用も多くありますが、私の場合はそれが中心作業ではありません。
※会社によっては、IT関連の雑用のみ行う情シスもあります。
会社を選ぶときに注意してください。
分かりやすいように簡単な例を示すと、下記のような感じになります。
・業務効率化の例
①手書きしている書類をパソコンから自動で出力させる
②会社で働いている人の作業スケジュールを一括で管理可能にする
・経営指針決定の例
①顧客層を年齢や業種などから分析できる資料を出力可能にする
②売れ行き製品の特徴や価格を分析できる資料を出力可能にする

A2.自分の仕事が成功することで、周りが気持ちよく仕事ができるようになります。
嬉しいのは、1時間かかっていた仕事が5分になるなど、
目に見えて効率化できて、現場からも感謝されたときですね。
人助けが好きな人は、特にやりがいが感じられると思います。

また、会社の業務を全て知っているのは情シスです。

A3.下記に色々書いていますが、まとめると情シスの大きな仕事であり、
苦労するのは、人との意見調整・説得・提案です。
①部署間の意見調整
→現場の人間は、部署ごとに意見があります。
どこかの部署を楽にしようとすると、どこかの部署の作業が増えることがあります。
そういった場合に、各部署の意見をとりまとめて、着地点を決めなければなりません。
削減できる経費を数字で示すなどで理屈で説得できればよいですが、
個人の利益ばかり考える意識の低い人や理屈が通用しない人、
自分より上の立場の人を相手にするときが一番大変です。

②予算との戦い
→私達が働くにはお金がかかります。当然、外注先に作業を依頼する場合もお金が要ります。
まず大変なのは、予算取りです。一般企業はIT化にお金をあまりかけません。
よって、役員相手にお金を出してもよいと思わせるような提案を考えなければなりません。
また、私達の設計で作ったものを、現場が使ってみると要望があったりします。
そのときは、外注先に追加作業が発生するため、外注先との調整が必要になります。
場合によっては、現場を説得して諦めてもらう場合もあります。

③現場業務の理解
→業務を効率化するには、社内の全ての業務に精通している必要があります。
つまり、どの部署がどんな仕事をどんな流れでしていて、それは何のためなのか理解しなければなりません。
現場でやっている人は教育や経験でそれが覚えられますが、
システム部門は現場に聞いた話や短期間の経験で理解しなければなりません。

④仕事を探すこと
→情シス部門は、会計などのように毎日の定型業務があるわけではありません。
待っていても仕事が出てくるわけではないのです。
よって、常に何をしていくか企画し、提案する必要があります。

最後に、大変な部分はたくさん書きましたが、理由はそれを認識したうえで職業を選択して欲しいからです。
もちろん、魅力もたくさんあります。

私は、やりたいことを優先して、SIer(IT商品を売っている企業)に就職しましたが、
どれだけ大変な仕事か分析が足りておらず、大変苦労しました。
残業は会社選択で調整できますが、毎日終電帰りでも続けられるか、厳しい叱咤に耐えられるかなどの苦労をしてでも、やりたいかをしっかり考慮してみてください。

※世の中、定型業務で楽できるところは多くありますし、それも選択肢の一つです。
私は今からでもできるなら、定型業務に移りたいですね(笑)

回答

コメント(2)さんのコメントのコメント

ITを使って会社の業務効率化、経営指針決定を助けるところだと考えています。
そう、建前はそうなのですが、実は自分はこういう考えで動いたことはほとんどありません。 ”開発”という面から見ると”いかにして現場を助けてやるか”を追求してきました。(だだし”助けてやる”には単純に”楽にする”だけではなく”高度な管理を労力すくなく出来る”(同じように思うかもしれませんが この場合は手間が増えることもあります でも”高度な管理”で在庫が減るとか発注漏れがなくなるとか売掛回収忘れが減るとかができれば、ちょっとの手間の増加を有り余るものがあります)
これを行うことで現場からはかなり感謝されました。(これが情シスの開発の醍醐味です。)
ウチの場合は経営層からは一般の財務諸表以上の要求はなく、経営意志決定に必要なものは担当部門が非定型処理(つまりExcel)で作成するだけです。

会社の業務を全て知っているのは情シスです。
情シスに居るとユーザの業務がわかってきてしかも全体のつながりも判るようになります。(おかげで私の育てた情シス員が何人も引きぬかれて他の管理部門で活躍しています。(当の情シスは人手不足で困ってしまいますが))

2013年04月26日 11時00分

回答

私もdesatoさんのコメントを受けて補足させて頂きます(笑)

ITを使って会社の業務効率化、経営指針決定を助けるところだと考えています。

確かに、この"経営指針決定"の部分は会社次第です。
うちの会社の場合、客層・製品の分析から経営方針を決めようという動きはまだありません。
これは社長や経営陣の意識の高さ・方針によります。

私が挙げた苦労する面も、会社によっては現場からの提案が多々あり、
自分から仕事を作る必要が無い場合もあります。大企業などは特にそうでしょう。
そういった場合は、現場からの提案を取捨選択することが仕事になりますね。

ただ、うちの場合はITだけでなく、色々な方面から提案をさせてもらえる環境にあるので、
分析から経営方針を決めるのはいかがですか?という提案を計画しています。

そういった意味では、まさに"会社による"ということです。

回答

投稿元さんは そろそろ内定をもらわれましたでしょうか?
IT関係に就職できそうですか?

2013年12月24日 15時22分

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