質問

2014年04月28日 20時47分
  • 「アスキークラウド2014年6月号 特集 クラウド化で消滅危機 ズケズケものをいう情シスだけが生き残る」ってどうでしょうか?

情シスのオープンナレッジ『Syszo』サービス終了のお知らせ

質問

まぁタイトルのままの特集で、あおりまくっている特集でした。特集名を読んだ時に desato さんの名前が浮かびました。

内容には私自身、思い当たる事が色々とありました。日経系の雑誌では、たぶん書けない事も書いてあります。

機会があれば内容を読んでみて、みなさまの感想を教えていただければ幸いです。

3件の回答があります

回答

お疲れ様です。

私は立場上SIerの支店となってしまうのですが、SI側から言うと、今回の議題と同じようにそのお客様の組織にとって情シスが必要か否かというのは、結構、SIビジネスにおいて重要な問題で、商談におけるプロセスにおいてかならず判断が入る場所ですね。(ここの判断を誤ると時間だけ食って商談不成立に至るケースが多いように思われます)

私が今まで経験した感じですと情シス部門は、

 A.社内全体を見て、会社をうまく回しながら上層部の意見をうまく取り入れる情シス
 B.会社全体を見ようとしているが、経営層の理解がなく、部門に情シスの意義が浸透せず
  現場が強くすべての管理が出来ていない情シス
 C.情シスという部門(組織)を存続維持させることを前提にしか物事を考えない情シス
 D.部門の意見が会社に強く反映され情シスはただの御用聞き(お守り専門)状態になっている情シス

とこんな感じに分けられます。
Aは、IT商材だけれども、営業さん向けのツールを説明するときっちりと営業部門のキーマンとセットで次回の商談打ち合わせをセットしてくれますが、Bの情シスさんは、情シスの担当者が最後まで話を聞いてくれます。
Cになると、そのようなものを入れると、情シスとしては〜といううんちくから始まり基本否定からはじまり、Dにおいては、現場の業務を理解していないため、(場合によってはトラブルシュート系は詳しいが本来の仕様や業務利理解していない)説明している業者意図が伝わらず、質問とその応答の繰り返しで、商材の紹介が情シスさんの勉強会(になってればよいほう)で終わるケースもあります。
Cのパターンとかは、いわゆる中堅企業に多く昔に大型汎用機やオフコンを導入し、業務をコンピューター化することを先駆的に行ってきて、2000年前後の本格的C/S時代に波に乗り遅れたところが多いですね。

それぞれの状態によって情シスの状態や存在価値(意義)が異なるため、CやDのパターンになると話が先に進まなくなるので、情シスを足がかりに経営層や営業や開発など現場部門とつないで頂く努力をし、話をまとめて情シスに持ち帰って話をまとめて商談を成立させるというやり方をします。(場合によりますが)

やはり組織における影響力を会社が情シスに与えているかがまず大事ですし、情シスの担当者は会社全体の業務や組織を把握し、ICTを活用した改善を考えることが役割なのですが、SIerから売りつけられたシステムのお守り専用部隊化しているところも多くあります。

私が思うにもただのお守りしかしない、会社の組織や経営の改善に携わらないIT部門は、業者にお任せすればよいわけで有り、自社に組織としてある強みをもった情シスさんがたくさんいると、SIerもいろいろいますが、変な目くらまし商材ばかりもってくるような二流SIerもきっと少なくなると思っています。

違う目線で書かせて頂きましたが、情シスさんから見たSIもいろいろあるんでしょうね...。
うちは一流のSIerのつもりですが、一流の情シスさんから判断されるとひょっとしたら二流なのかな...。

2014年04月28日 23時20分

回答

当該誌を読んでいないのでなんとも言えませんが、ご指名までいただいたので、タイトルだけからの感想ですが...

・「クラウド化で情シスは消滅」情シスをアウトソースしたために困難に陥った会社を知っています。その時は情シスを廃止し人員を削減できたと喜んでいたのが、陳腐化でシステムを変更しようとしたら、社内には情シスが居ないのでシステム詳細がわからず、しかもアウトソース先も世代交代で単にシステムの保守に成り下がっていて、システムや業務の仔細がわからず、結局、コンサルタントを雇って次期システムの構想をまとめることになり、コンサルだけで1年と数千万かかったとか(しかもコンサルの結果は私の見たところでは至極常識的なことが書かれているだけ)。

・最近のITシステムで思うのは
(1)目的と手段の取り違え
クラウドというのは手段の一つでしかないはずなのに「(最適化分析もせずに)クラウドにせよという厳命」が下ったりする。無理矢理、クラウドにしたため返って運用が面倒になったとか。
(2)主客転倒
「業務をパッケージソフトに合わせろ」の掛け声のもとにシステムを導入して返って手作業が増えて現場の業務効率が下がったとか。
「経営数字を出します」が目的になり、現場としては使いにくいソフトを押し付けられるとか。
などで”なんだかおかしくないか”の現象が目立っているのが気になります。

2014年04月29日 02時50分

回答

記事中で紹介されていた東急ハンズ長谷川さんが作成された資料(PDF)がありました。併せて読まれると理解がしやすいかと思います。

ビジネス変革で求められるITエンジニア像
2012/11/07
株式会社東急ハンズ 執行役員 ITコマース部長
長谷川秀樹
http://ac.nikkeibp.co.jp/cn/xdev12/pdf/C-5.pdf

2014年04月29日 22時08分

あなたもコメントしましょう!