質問
私自身、仮想化、は、テスト環境にのみ利用しています。
今の仮想化技術って、どうあっても、最下層のハードウェアの上に
展開している以上、またハードウェアが冗長化されていない限り、
ハードウェアトラブルがそのまま上に乗っかっている仮想環境を
全て道連れにしてしまいますので、私自身はとても本番環境には
使う覚悟がもてません。
いわばホットスタンバイやパリティディスクなどがない、純粋な
RAID1ストライピングに近いものを感じてます。
ウチの場合は、老朽化したNTサーバが課題でした。
Windows2003サーバに乗せかえることも検討しましたが、ソフトのバージョンアップが必要だとか、ソフトメーカとの調整や、現状の調査、費用の課題から、まったく話が進みませんでした。
一方、NTサーバは老朽化し、バックアップもとれず、部品障害ひとつで全てが消失してしまう状態です。
そこで仮想化ソフトを検討しました。
ソフトは、無償の「VMware server」。
コンバートソフトも、VMwareから無償で提供されているもの。
サーバ(ハード)は、他のシステムで使用している既存のもの。
作業も自分でやってしまったので、とりあえずコストゼロです。
(ベンダーとしては、儲けにならず、サポートもしにくい無償版は薦めないと思いますが・・・)
このようなケースだと単なる「延命」にしかなっていませんし、自分でやってしまったため何か問題が起こってもベンダーに泣きつけませんが、まぁ、ひとつの例です。御参考までに。
「仮想化による提案」というのは、おそらく「VMware ESX Server」にSANを組み合わせましょう、という提案だと思います。
これは、これで運用上のメリットがおおいになるのですが、まずは仮想化自体をご自身で試してみる事をお薦めします。「匿名希望」さんが紹介されている「VMware Player」や、「Microsoft Virtual Server / Virtual PC」などは無償で試す事が出来ます。
それらを試してみたあとで、実際の運用の際には、どんなメリットがあるのか?という事に関しては、ITProなどで情報を集めたり、「すべてわかる仮想化大全」などの書籍を読まれる事をお薦めします。なお、「すべてわかる仮想化大全」のほぼすべての情報は、ITProのメンバー登録すれば読める情報だったはずです。(でも、書籍になっているほうが読みやすいですが)
なお「Windows Server 2008は優れているが,仮想化機能に暗雲」という記事でふれられている削られたと思われる機能は、「VMware ESX Server」では可能な技術です。それらの技術を今すぐに利用したい場合には、高くても「VMware ESX Server」を導入するメリットはあります。
特に、「ライブ・マイグレーション機能」は、まさに仮想化のメリットが最大限にいかせる素晴らしい技術だとは思います。ただしそれを実現するために、SANの導入などが必要になり、「robert」さんがおっしゃるように結構な価格になります。
(1)ライブ・マイグレーション機能(稼働中の仮想サーバーを移行する機能),(2)ストレージやネットワーキング・ハードウエア,メモリ,プロセッサのホット・スワップ機能,(3)最大32個のプロセッサコアのサポート機能
以上、とりとめもなく、参考になりそうな情報を書いてみました。おそらく知りたい事のヒントはあったのでは?と考えています。
もともと仮想化には興味を持って、調べたり試したりしていますので、もし、ご不明な点があれば、わかる範囲で追記します。
質問
最近仮想化による提案として、良く営業マンが提案書を持ってきてますが、どれも現実的に仮想化による、メリットが良く分かりません。
既存の資産をうまく使ったり、最適なCTUパフォーマンスを実現できるなどといっていますが、結構な価格です。しかもなんだかんだストレージだとかも買うことになりそうです、
シンプルに仮想化の良さや導入すべきケースなどを教えてください。
よろしくお願い致します。