質問
お疲れ様です。
SIとしての立場ですが、最近、クラウドはお客様にとって善か悪かという話になりました。
クラウドというかSaaSにより部門が直接ソフトウェアの調達できることにより、単純な業務の効率化はできるかと思います。
しかし、そのデーターを外部連携し活用しようとしたら、外部データー連携は手動のCSV連携しかできないということが判明し、部門をまたいだシステム連携を断念した。なんていう話を他のメンバーからよく耳にします。
クラウドの導入はたしかに簡単ですが、それが本当に会社にとってのトータルで見た時に本当にベストプラクティスなのかはよく考えるべきだと思います。
部門を解決するべきシステムなのか会社の流れをスムーズにするべきなのかシステムを導入する意義を意識し、会社の動きを考えて、クラウドを採用すべきかオンプレを採用すべきかを判断することを進めているのが私自身SIerの立場です。
クラウドサービスを否定するつもりはないですが、会社の全体を見たときに、外部に出すことが将来性を考えたときにプラスと見られる事由をよく考えることは必要だと思います。
オンプレでハードウェアの保守費用は高く見られ改善の予知を検討される片は多くおりますが、自社にある理由とメリットを考える担当者はなかなか少ないものです
オンプレの対義語としてのクラウドという意味ではSaaSだけでなくPaaSも評価すべきです。
コメント(1)さんの具体例ではクラウドに限った話ではなく、広義のパッケージ製品におけるデメリットのように思えます。
最近私は業務外でWEBシステムの開発を自前で行っているのですが、
勉強していく中で、少々ショッキングなことに気づかされました。
もともと、私はDB操作にそこそこ自信があり、プロが納品するものと比べても、効率の良いSQLを短時間で書くことができると思っていました。
しかし、現在のWEB開発では基本的に開発者がSQLを書かずにデータベースを操作できるようになっています。
DBのテーブルを元にデータ操作を行うプログラムを自動生成する仕組みが当たり前になっており、やることといえば画面とデータをマッピングする作業です。
こういった状況を見るうちに、情報システムは使い捨てる時代になっていくのかもしれないと思うようになりました。
簡単に安価に作って気軽に捨てられるシステム。
使い勝手が良かったり、規模を大きくしたいときには、改めて組みなおすという考え方です。
普段、まだ出来ていないシステムの価値を経営層に訴えて予算(投資)を引き出すという仕事をしていると、お試しで一週間くらいで作ってみて半年稼動させてから本格的に作り始めることができれば様々なことが効率的に動き出すのではないかと考えることがあります。
そういう仕組みを考えたとき、PaaS(例としてAWS)のようにHWを短期間に調達できることは非常に便利だと感じます。
もちろん、基幹システムのように大きいものは難しい部分も多いでしょう。
しかし、あらゆる仕組みが加速度的にユーザーフレンドリーになっていく世の中で、HWに固執する考え方は柔軟さに欠けているかもしれないと思うようになりました。
自分で作るようになると、システムを作って売る側が「クラウド便利ですよ」って言うのは確かに納得です。システムを自前で内製できる会社にとっては非常にメリットが大きいのではないでしょうか。
ご質問への回答にはなっていませんが、アンチクラウド派だった私の信条が揺らぐ出来事があったので、コメントさせていただきました。
質問
【シス蔵通信】で クラウドファーストの時代到来!?
大企業となれば拠点が一箇所ということはまずないでしょうし、社外、海外からシステムを利用したいという要求も当然のように出るので、自然に「クラウド」という選択になるのでしょう。
皆さんのところで「クラウドファースト」でもってシステム導入された方はいらっしゃいますか?