質問

2007年03月15日 19時38分
  • J-SOXコンサル

情シスのオープンナレッジ『Syszo』サービス終了のお知らせ

質問

上場企業は、2008年4月以降の会計年度でJ-SOX対応が必要ですよね?
でも、J-SOXコンサルなんて日本国内の上場会社全部に対応できるほどの人数がそもそもいないですよね?

おまけに、コンサルの単価が400万といいますから、
おいそれと手を出すわけには行きません。
でも、それだけの価値があるということでしょうか?

コンサルを入れてしっかり対応するか、
自分たちで、手作りの対応をするか、
多くの中小上場企業では悩みの種ではないでしょうか?

みなさんの事例など教えて頂けると嬉しいです。

5件の回答があります

回答

そもそもなんですが、中堅・中小企業でJ-SOXに該当する、あるいは対応しなくてはならない企業は何社あるのでしょうか?

誰かが、なんとか特需を見込んでカラ騒ぎを巻き起こしているとしかいいようがない感じがします。書店でも、もはやあきれるほどその手の本は並んでいるし、セミナーもそんなのばっかりだし、結局、なんとなくなかったことに、それである時期に収束するのではないでしょうか?Y2Kのような、物理的な危機感とは違い、本質的にクリティカルな問題ではないので、それなりに対応すべきところが動き、ほとんどの企業はスルーみたいな。

少しこの状況が作られたモノであることは疑いない、もしくは良く言えば便乗的な仮想化需要を作り出しているのでは、。。

2007年03月16日 01時02分

回答

情報・資料というよりコメント(アドバイス?)です。

J-SOX対応は上場企業にとっては、法律で決められた必須事項です。ただし、貴社の立場によって、その対応は違ってきます。以下の3ケースが考えられます。
1)貴社自身が上場企業
2)上場企業の連結子会社
3)上場企業の単なる取引先

1)の場合は、貴社自身の問題として真剣に検討する必要があります。
2)の場合は、親会社から何らかの指示があるはずですのでそれに従ってください。
3)は特に対策は必要ありません(上場企業の外注先になっている場合は一部関係が出てくるが、あくまで外注元が主体となる)

1)の場合と仮定して以下コメントします。
たしかにJ-SOX法を手がけるコンサルタントは払底しています。また、いたとしても有名コンサル業では中小企業が手が出せる金額ではありません。
一つだけ手があります。手近にITコーディネータがいませんか。もしいればその人に相談して見て下さい。

私自身もITコーディネータですが、仲間にJ-SOXを勉強している者が何人かいます。J-SOXを機会に現在の基幹系システムの見直しを検討する中堅・中小企業もありますが、基幹系システム再構築とJ-SOXをセットでコンサルを受ける手もあります。

システム再構築をしなくても、いわゆる3点セット(業務フロー図、業務記述書、RCM=リスクコントロールマトリクス)の作成はJ-SOX対応の最低条件です。これはシステム化の上流工程にあたる部分でITコーディネータの得意分野です。しかも費用はリーゾナブルです。一度検討してみてください。
(情報という意味で書きましたが、ITコーディネータの宣伝になってしまいました。ご容赦下さい)

回答

"marotabi"さんのコメントの 「この状況が作られたモノ」は否定しませんが(アメリカに追従しているだけかな?) ただ言える事はどんなに文句を言おうが上場企業(と子会社)はやらざるを得ないのです。 文句を言っても変わりません。
さて"tanpopo"さんの会社が上場企業ならやらざるを得ません。 出入りの会計事務所か監査法人があれば相談してみることです。 ただし監査法人はコンサル出来ないそうなので正式にはコンサル契約はできません。 でも意見を聞く位はいいでしょう。
問題は「どこまでやればいいか」だと思います。 私の感じでは監査人次第と思うので まずはある程度のことは固めて監査を待つ、監査でいろいろ言われたらすぐに素直に対応する のかなぁと思います。
単独でコンサルを頼むと数百万はふっかけられるので ツテを頼っていろいろ聞くことから初めてはどでしょうか。 

2007年03月16日 11時48分

回答

他のご意見にもありますが、弊社で対応プロジェクトをやっていてわかったことは、「会計士以外の言うことは聞くな」ということです。特に、「内部統制報告書」の監査を担当するのは監査人ですし、監査人も貴重な関与先に対して
「内部統制が不備」などという監査意見を書きたがっているわけではないのです。

幸い、米国SOXとは違い、監査法人がコンサルティングを行うことは禁止されていないので、コンサルティングをお願いすることは可能です。(弊社でもやっています。コストは担当でないのでわかりませんが。)予算が許せば、後で作業のムダを省くために絶対お勧めします。コンサルを依頼するほどの予算がなくても、方針は尋ねておいたほうがよいでしょう。

予算が許さなければ、下のリンクにあるセミナーを受講して、業務フロー、リスク・コントロール・マトリクスと業務記述書の書き方を勉強して臨みましょう。通常の場合、お金に関する決裁と承認はあるはずなので、文書化さえできればそう大したことにはならないのではないでしょうか?

妙な脅しに乗らずに、やらなくてはならないことを正確に把握できれば手作りでも対応できないことはないと思っています。

回答

コメントを頂いた皆様ありがとうございました。
どのご意見も、大変参考になりました。
やはり、今の状況下で一番効率的に2008年までの対応を済ませるには、
監査人の意見が欠かせないと思いました。

最終的には、内部統制活動が通常の業務の中に定着していくことが
理想とは思いますが、今の段階では中々難しいとも思いますし、
目前の2008年に対応を終えるためには、対応の粒度・精度などを含め、
監査人との密な意見交換が大切と思います。

また今後当社にて進展がありましたら、報告します。
ありがとうございました。

2007年03月18日 21時26分

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