質問

2007年09月04日 20時00分
  • BPOの現実、すごいですね

情シスのオープンナレッジ『Syszo』サービス終了のお知らせ

質問

昨日(9/3)のNHKテレビでBPO関連の特集してましたが、
すごい内容でしたね。
業務部門のコストで、日本だと5500円が中国の大連にアウトソースすると
750円!ということでした。
さらに、その中の企業経営者が、総務部門のスタッフに「君たちにとって5500円の付加価値のある仕事とは何かを言え」と、問い詰める場面がありましたが、それは厳しいと同時に、ある意味日本の現在の象徴的な現実かなと、景気の良さなどはどこか、部分的なもので、このようなコスト削減による出し入れによるやりくりで成り立っているなと、感じました。
中小企業のIT部門はさらに寒い状況です。感想でした。

3件の回答があります

回答

この番組は見ていませんので的を得てるかどうか不安ですが...
私どもも仕事は海外に出しています。
中国、東南アジアなどに出せば 賃率が1桁違うのは常識になっています。
ただし、だからと言ってこの経営者の様に問いつめるのはどうかと思います。
私なら「だったら会社を移転させたらどうですか 社員が全員750円でそれでもあなたがいまと同じように のほほん と経営が出来るといいですね」と言い放ってしまうかもしれません。

逆に「タイの工場で倉庫業務をシステム化して省人化をする」というシステムの提案をしたら「タイでは人件費は安いから何人使ったっていいのだ 金をかけてまで省人化する必要はない」と言われて驚いたことがあります。

2007年09月04日 20時38分

回答

君たちにとって5500円の付加価値のある仕事とは何かを言え

はい。これが一番の差です。

BPOで海外に出す場合、これら全てがマニュアル化されている必要があります。
マニュアルに「『君たちにとって5500円の付加価値のある仕事とは何かを言え』と問われたら『○○だからです』と答えなさい」と予め指定しておく必要があります。
そうでなければ何もできないのがBPOです。

社内サポートセンター役もやってますが、この仕事ハッキリ言って一番必要なのは技術力ではなく「推理力」です。

ユーザーは自分から見た異常だと思しき状態を伝えますが、ハッキリってとんちんかんな表現をします。
(「今日メール受信したらFAXが送信できなくなってさ。これってウィルス被害?」とか平気で言ってくるのがユーザー。結論はFAXの電話番号間違いなのに、BPOだと必至にウィルスチェックさせようとする)

ユーザーが言ってるとんちんかんな文字列が、本当は何の現象を意味するのか推理する力が必要。
これがBPOじゃとてもじゃないけどできない事です。

結局BPOとの橋渡し役として私達システム部が必要となり、結局はシステム部の経費にBPOの経費が純粋に上積みされるだけだったりします。

2007年09月05日 10時10分

回答

放送用にかっこつけただけの経営者という印象ですね。
比較単価の盲点としては、減価償却が含まれずに他の請求科目と
なる場合があります。
国ごとの経済格差をそのまま都合のいいところだけ利用して
給料に見合うだけの仕事を考えろと言うのは、調子に乗りすぎた
横暴な経営姿勢ですね。
仮に全企業で内勤スタッフの仕事をすべて外に出していったら
日本から就労者がどれくらい減るでしょう、それはイコールGDP
の減少になります。日本国内での一般消費者の購買能力が減少します。
まわりまわってその企業の国内での売り上げが減少します。
アウトソースされた国のGDPはそれなりに上がりますが、その国の
経済レベルでのアップだけです。
タコが自分の足を食べて食費が減ったと喜んでいるようなもので
いつでも柔軟に対応できる免疫力のようなものを落として、今の
キャッシュフローだけを求めるアングロサクソンのやり方には
賛同しかねます。
最初の1行に戻ると、より付加価値の高い仕事内容を提示して
こういうスタイル業務内容を目指せと言うのなら理解もできますが
自分たちで結論を出せでは、それは経営レベルの判断力がないと
無理ですね。
地域に労働提供もできない企業が、地域で共生するとは思えません。
こんな横暴な考え方では、企業が衰退する恐れの方が強いでしょうし
人材も集まらなくなるのではないでしょうか?

2007年09月05日 10時37分

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