質問

2012年10月01日 16時56分
  • 現場の同意を得る方法について

情シスのオープンナレッジ『Syszo』サービス終了のお知らせ

質問

いつもお世話になります。最近、相談ばかりで恐縮です。
今まで相談させて頂いて、私の業務は情シス部門としての範囲を超えているような気がしたのですが、経営コンサル的なこともやる(今までやっていたことを継続)ことになりました。

早速ですが、現場の同意を得る方法について相談させて下さい。
現在、工場で工数管理業務のプロセスを整備しています。

その中で、製品組立の時間を記録する必要があり、組立表に現場担当者が作業開始時間と作業終了時間を記載するという方法を考えました。
しかし、そのことを工場長に話してみると「組立担当者は非常に神経を使っている。余計な業務が増えるのは困る。後、いきなり複雑なのも困る。」と言われてしまいました。

私の方で問題を分析して考えたのが下記の3つです。
①組立担当者の負荷が問題なので、現在、既にやっている業務内で対策する。
(作業完了後、担当者は組立表をリーダーに渡すので、リーダーが作業終了時間を記録する。作業時間は、前の作業との差から求める。)
②①がダメな場合、いったん工場長が納得できる範囲で工数管理を行い、1年後に細かく管理し始める約束を取り付ける。
③②でもダメな場合、経営層から業務命令を下してもらう。

③の方法が最終手段かと思いますが、業務命令を下してもらっても、工場側でやる気が出ずにダラダラになってしまうのではないかが心配です。
(弊社は、過去にも無茶苦茶なことがあり、アットホーム過ぎるのが問題です。経営層も従業員に少し甘いです。)

上記を解決できる何か良い方法はないでしょうか。
皆様の知恵をお貸しください。

10件の回答があります

回答

スレ主様

こんばんは。
他の投稿も読ませていただきました。
情熱的で、使命感に燃えていらっしゃるのがよくわかります。

質問に質問で返すのは申し訳有りませんが・・・

今回の「作業開始時間と作業終了時間を記載する」と言う行為は、
 ①現場の方々にどんなメリットがあるのか。
 ②会社にどんなメリットがあるのか。
を、現場の方々含めて説明をされているでしょうか。

「今まで管理されてなかったから、会社として管理はしないとね。」
と言う場合もありますが、それだと現場ではほとんど運用はされないと思います。

逆に、現場にかなりのメリットがあれば、多少手間が増えても現場はやってくれる事が多いです。

あとスレ主様は、現場の方々とどこまで社外でのお付き合いをされていますか。
(かなりアットホームな会社ということですので)

大企業は業務命令で大半の社員が動いてくれますが、
中小企業となると、普段の付き合いがどうかと言う事が大きく影響します。
「この人の言うことなら、良くなっていくはずだから、多少手間が増えるけどやってみよう」
と言ってもらえる状況にまでなっていれば、色々とスムーズに行くでしょう。

そこまでになれていないならば、以前からいる社員の方でそういう人に今回の件を納得をしてもらえれば、スムーズに行くかも知れません。

少なくとも「業務命令」はやめましょう。

できれば、経過報告や結果報告もあると、色々な方の今後の参考になると思います。
現場との意思疎通は大変だと思いますが、地道にやりましょう。

2012年10月01日 17時31分

回答

まぁ 私も現場の管理は苦労しました。
製品の組立時間の集計とのことですが、それは製品別の原価把握に使われますか?
製品ごとの作業が完結したら「何時間かかりました」だけを報告いただいて、それを集計して製品ごとに投入する。忘れや重複を防ぐために月末近くで出勤時間と照合して一致させます

ウチは以前は部品加工があったので1品ずつ作業伝票を出してそこに開始時間・終了時間を手書きしてOCRで読ませるということもやりました。が現在は製品組立だけなので上記のようなラフな集計で済ませています。
細かい時間を採取してもそれが原価把握や工程改善にならなければ意味がありません。特に最近はフレキシブル生産なので前の工数実績が参考にならない(同じ工程で組み立てない)ので至ってラフです。(が勤怠時間との合致だけが縛りになってます)

2012年10月01日 18時12分

回答

組立担当者の方の仕事は品質の良い製品を作ることです。

投稿者さんが経営コンサル的なこともされるのであれば
作業時間計測は投稿者さんのお仕事です。

単純に記録に一日(7.5時間=450分)のうち15分、PC入力
をするのであればその時間も含めて合計30分かかった
とすればそれだけで約7%分の効率が下がる事をご理解下さい。

また、私もそうですが記録をする場合、作業に集中しますと
記録は後回しになりますので「適当に」つけることとなります。
秒単位ではなく分単位、しかも切り上げ切り捨てをやって。
その誤差の累計時間は一日分ですぐに15分くらいにはなりますので
そもそもパーセント単位で工数を切り詰める場合誤差の方が
大きくてデータが信用できません。むしろ作業効率が下がり
品質低下の懸念も出てきます。

先ずは作業をビデオで撮影し、投稿者さんがそれを見て時間を
計測し分析するという方法はさせてもらえないのでしょうか。

またはボタンを押して作業終了時にまたボタンを押すだけで
工程別に時間を記録する生産管理製品でも利用されては
いかがでしょうか。

以下の本はご参考になるかと思いますので一読をお勧め致します。

2012年10月02日 08時36分

回答

コメント(3)さんのコメントで

先ずは作業をビデオで撮影し、投稿者さんがそれを見て時間を計測し分析するという方法
私としてはあまり賛成しません。ビデオ撮影は作業分析の手法で使われますが、問題は膨大な時間がかかる(実際の時間〜その数倍)ことです。早回しでは工程の素人が見たのでは なにの作業をやっているのかわからないことになります。(私はIE(インターネットエクスプロラーにあらず:生産技術)もやっていましたがビデオを見ての作業分析の効率の悪さに音を上げて、モダブツ法などを勉強したことがあります)

ボタンを押して作業終了時にまたボタンを押すだけで工程別に時間を記録する生産管理製品でも利用されてはいかがでしょうか。
ウチもこれをやったことがありますが、うまくいきません。単純にボタンを押すだけですと”押し忘れ”が発生し、その修復にすごく手間がかかります(作業者は”単純にボタン押し”なので、当然、押し忘れも覚えていませんし次作業の能率が異常に悪いと判明してから聞きに行っても、その時の時間を覚えておらず苦労します。)

”組立表”が作業の単位になっている(組立表単位に作業時間が知りたい)のであれば作業者に”組立表”に作業開始・終了時刻を書き込んでもらうだけでいいでしょう(この時に「30分単位で」などというとかえって記入者が考えることになるので何時何分でいいと思います)。そのデータをパソコンに打ち込むのはリーダーがやってもいいし、工程係のような間接員にやってもらってもいいでしょう。 
終了時刻<>開始時刻に数分の差があるかもしれませんがそれは”誤差とする”か”間接時間として処理する”でいいでしょう。ただしそれが何十分や何時間も出るときは”段取り時間”かどうか確認してその工程の時間に含めます。”会議だった”時は”間接時間として処理する”がいいでしょう。

私の業務は情シス部門としての範囲を超えているような
私としてはこのような処理をどのようにするのかを考えるのも情シス員の仕事と思っています。電算システムの前後の作業・業務も知らないと、よいシステムはできませんから...
このような作業のなかで現場の人たちとの関係も密になりますし、システムや業務を改善すれば現場の人に喜ばれます。

#それで思い出したのですが、私が作業時間集計システムを作った時に、ある役員が「間接時間が多すぎる」と言って「監視員を置いて監視すること」と言い出して現場がギスギスしました。そこで私が説明に行って「間接作業とは製品原価に直接賦課できない打ち合わせや改善活動や保守作業であってサボッている時間ではない。間接時間分は月単位で作業時間比例按分で製品原価に間接賦課される....(こんなのは経理の教科書の説明なのですが、どうも役員さんは間接時間=サボリ時間と思ったようです)」で収まりました。それで現場の人からは「良く言ってくれた」と喜ばれました。

2012年10月02日 09時39分

回答

皆さんに回答を書かせて頂いた後、今回の目的を改めて整理してみました。

結果として、私の意見を通さなければいけない部分は、
作業計画を綿密にしてください。という部分だけで済みそうです。

組立表での記録は、工場側の作業時間計測を正確に行うことで対処できそうです。
また、作業時間計測をいかに正確に行うかを話し合えば、自ずと組立表で記録した方が良いと思ってもらえるかもしれません。

お互いに良い会話ができるような気がしてきました。反省点も多々気づかせて頂きました。
本当に質問させて頂いて良かったです。
経過は、また追記で報告させて頂きますね。

回答

昨日の打合せについて、報告させて頂きます。

結果としては、残念なことに今回お話しした内容まで話が進みませんでした。
具体的には、「標準時間の計測をどうするか」といった部分で時間が終わってしまいました。
標準時間の計測は、組立表に作業単位(まとめてやる単位)でかかった時間を担当者の自己申告で記入し、それを1か月分集めて平均化することになりました。

また、工場長だけではなく、社長が「まず形から」という考えだったため、
どこまで正確な時間を測るかといった部分の話し合いは、少し雑な感じになってしまいました。
社長を事前にネゴっておこなかったのは、完全にポカでした。
今回の話は、また標準時間の計測が進んでから話すことになると思います。
こちらはまた、経過を報告させて頂きます。

余談(というか愚痴)ですが、弊社は何事も「いつやるか」が決まっておらず、非常にラフな社風です。
また、社長が「我が道を行く」という方なので、話をしていると上から話を被せられてしまいます。
何事を改善するにも、「だれが、いつ、なにをやるか」「全員が意見を出して話し合い、納得して進めること」が必須事項だと私は思っています。
SIer時代には無かった、この「周囲との感覚のズレ」、これも社内SEの苦労の1つかと感じながらも、精神的になかなか堪えますね・・

回答

追記に対してですが
「標準時間の計測をどうするか」という言い方は正確ではありません 標準時間は作業分析や事前の実測から”決めておく”ものです。 計測するならそれは実測時間もしくは実績時間もしくは実際時間です。

組立表に作業単位(まとめてやる単位)でかかった時間を担当者の自己申告で記入し
これができるのならば実績時間は「出来たも同然」です。問題はないと私には見えますが...
標準時間はラインを作るときにすでにあるとおもいます(”何秒間隔で流すか”とか、1台あたり何時間かかるとかです)

2012年10月03日 10時24分

回答

お疲れ様です。

>必須事項だと私は思っています。

色々と仕組みが出来上がっている会社から、仕組みができていない会社に転職した場合に出くわす状況ですね。
この場合の改善方法はいくつか考えられますが、まずはスレ主様の意見に同意して貰える人を探しましょう。
一人だけで「なんとかしないと」とやると、精神的に耐えられなくなります。

以前私が書いた事についての追加です。
・今行おうとしている事は、なぜ必要ですか。
・これを行う事での目標・期待は何ですか。
・これをやる事は本当に必要ですか。

上に書かれている情報だけですと、コメント(5)で書かれている意見に私も同意です。

> 何事を改善するにも、「だれが、いつ、なにをやるか」
>「全員が意見を出して話し合い、納得して進めること」が

ここはスレ主様がどこまで主導権を握るかですが。
会議の書記もしくは司会進行をスレ主様が行う事である程度は
改善されます(書記と司会は同時にはできませんから、仲間が必要です)。

ただし、自分は「社内SE」だと言う意識ですと、難しいでしょう。
スレ主様が今行いたいと思われているようなことは
「社内改革・社内革新」です。
所属は社内SEですが、「この会社を良くして行くために動くのに、社内SEも新人も役職も関係ない」と言った思いが必要ではないかと。

話がずれてしまいました。申し訳ありません。

2012年10月03日 10時52分

回答

期間がかなり空きましたが、やっと進展がありましたので、報告致します。

結果として、工数管理の話は棚上げとなってしまいました。
理由は、現システムの構成に問題があるということです。
本来は、受注情報→作業計画→必要なリストの出力となるべきですが、
現在は、受注情報→必要なリスト→作業計画→別のリストとなっています。

分かり辛くて申し訳ないのですが、要は現状の作業量をこなしながら、
改善をしていくにはシステムの入替が不可欠ということになります。
「システムによって業務が制限されてはならない」のが正論だと思いますが、
現システムでは効率低下が避けられないということで諦めました。

工場の業務は、現システムでできる範囲で改善をしており、
新システムに移行し、業務への対応を柔軟にできるようにしてから大きく動かすことになると思います。

現在は、工数管理などの作業改善に向けて、現場担当者に如何に目的意識を持たせるかという部分に取り組んでいます。
(工場長が情報発信をしてくれないもので・・)
また、進展があれば報告させて頂きます。

回答

半年ほど経ってなにか進展はありますでしょうか
社内システム担当のSEは大なり小なりこのような悩みを抱えていると思います。 工場側の悩みにも丁寧に対応してあげられるのがよいSEだと私は思っています。

#最近のベンダーはクラウドだのパッケージソフトしか持ってこないのでいい加減に辟易しているところです。苦労してお客と一緒に問題解決しようというベンダーがなくなってきたような気がします。出来合いの箱物を売ってるだけではソリューションとは言えないと思うのですが...

2014年01月29日 19時26分

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