質問

2013年07月22日 17時56分
  • P2V について(業者・ツール・環境ほか)

情シスのオープンナレッジ『Syszo』サービス終了のお知らせ

質問

弊社もようやく社内にあるデモンストレーション用サーバを
外部に移行する事を検討始めました。今まで出来なかったのは
このサーバのプライオリティが高かったことに加え
導入者が全部やめており、見事なほどドキュメントが無く
地道に調査しつつも諦めの毎日でした。

先日やっと自社アプリケーションのバージョンが変わり
新デモ環境は AWS に構築、今問題にしている旧環境も
おおよその役目を終えて、今後のサポートに必要な
一部だけを(物理サーバにして5台)移行する事に。

LAMP 環境で DB *2 Web *2 NAS *1の簡易構成なので
時間さえ許せばやりたいところなのですが、社内リソースが
圧倒的に足らない現状では進める事ができず
このまま放置も困るので必死で外部業者を探しています。

P2V の先達の経験談などございましたら
業者選定の話から技術的な事まで、諸々教えてください。

3件の回答があります

回答

お疲れ様です。
とっても簡単なP2Vなのですが、経験談を書いてみます。

やったのは、社内システムサーバの仮想化でした。
理由は、障害発生時のテスト環境が欲しかったからです。

環境は下記のとおりでした。
OS:Windows Server 2003 Standard 32bit
仮想化用ソフト:Microsoft Virtual PC
仮想環境実行OS:Windows Server 2008 Standard 32bit

利用したのは、Disk2vhdというフリーソフトです。
良くある物理HDDを仮想化してくれるというものでした。
そちらでHDDをそのまま仮想化して、Microsoft Virtual PCをサーバーにインストールして動作確認して終了でした。

苦労した点が2点ありました。
(1)32bitOSでは、Hyper-Vが提供されていなかったこと。
→元々Hyper-Vでの仮想化を考えていたのですが、32bitOSではHyper-Vがインストールできませんでした。
Windows8 64bitマシンで動作させようとしたのですが、後述するライセンス絡みでNGでした。
このNGという結果に辿り着くまでに時間がかかりました。

(2)OSのライセンスキーの確保手段に苦労したこと。
→Windows Server 2003上で動作してくれればよかったのですが、
2003では仮想化時のライセンスは提供されません。
そこで、Windows Server 2008の仮想化用ライセンスを使用することになりました。
この仮想化用ライセンスがあるというところに辿り着くまでに苦労しました。

(3)Virtual PCは、HDD容量128GBまでしか対応していなかったこと。
→Disk2vhdは、ドライブごとではなくHDDを丸ごと仮想化するため、
仮想化してからディスク容量を縮小する必要がありました。
検索してみると、Vhd Resizerというソフトで実現可能なことが分かったのですが、
ソフトのダウンロードサイトが閉鎖されており、ミラーサイトを探すのに時間がかかりました。

回答

コメント(1)の情報が古いので補足させていただきます。

(1)32bitOSではHyper-Vが提供されていなかったこと。
これは、Windows Server 2008 R2 から 64bit しか提供されていないため、問題ではありません。また、元々仮想化にはメモリー容量が必要ですので、64bit Windows が必須でした。

(2)OSのライセンスキーの確保手段に苦労したこと。
最近は「仮想インスタンス」という言葉で表現されています。
ライセンス+SA購入で仮想インスタンスに対してのダウングレードも可能です。ホスト Windows Server 2012 のゲスト仮想マシンとして、Windows Server 2008×1、Windows Server 2012×1の動作も、 Windows Server 2012 Standard 1ライセンスで可能です。
ライセンスキー自体は、ライセンス購入すると利用可能な専用Webサイト(VLSC)にログオンして、ダウングレード用のライセンスキーを入手する事が出来ます。

(3)Virtual PCは、HDD容量128GBまでしか対応していなかったこと。
これは、最近のHyper-Vで解消されています。(エミュレーション対象のIDEインターフェースが新しくなった)
また、VHDファイルのサイズ制限2TBも、VHDXにする事で最大16TBに拡張されています。
仮想ディスクのサイズ縮小に関しては「VHD Resizer」を使用しなくても、VHDXに変換をしてから、Windows 8 / Windows Server 2012 の標準機能で縮小する事が出来ます。

私も同じような経験をした事があります。しかし、状況は常に変化していますので、最新情報に更新する事も大事だと思います。

2013年08月01日 13時27分

回答

私はWindowsベースでの仮想サーバー運用しか経験が無い事と、自分でやってみたい性質のため外部業者に委託したことが無いため、求められている部分のノウハウがありません。しかし「たぶんこの製品を使って作業するだろう」という事は想像出来ます。

LAMP環境であれば、おそらく「VMware vCenter Converter」を使ってP2Vをします。その後、自社内で運用するのであれば「VMware vSphere Hypervisor」で運用します。どこかクラウドで運用するのであれば、各クラウドサービスのフォーマットにファイルフォーマットを合わせてVMインポートすればOKだと思います。(2013-08-01現在 Amazon は Linux のインポートに非対応、Windows Azure は対応済みです)

業者を選定する場合には、作業範囲の確認(最初から最後まで?)(どこまで手を動かしてもらえるか?)と、関連技術の作業経験が豊富か?と、価格を勘案して決めると思います。(どんな場合も共通ですね)

全く見当がつかない技術に関する作業を依頼する場合でも、複数社の話を聞いていると何となくわかってくるポイントがあると思います。時間が無い場合でも、多少面倒でも、複数社からお話を聞くと良いかと思います。また、出来るだけタイプを分けて話を聞くのも良いかと思います。(大塚商会のような総合商社タイプ、専門技術に特化しているタイプ、テクネットみたいな人材派遣タイプなど)

求めている情報そのものでは無いと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。

2013年08月01日 14時11分

あなたもコメントしましょう!