質問
ちょうど最近、クラウド上のVMにActive Directoryを構築して、オフィスのネットワークとVPN接続する。
という構成でADを導入しました。
Microsoft Azure上に構築しましたが、使い勝手としてはオンプレと違いはないので、問題なく運用できています。
(AD側の設定はリモートデスクトップで行なっています。)
クラウドでのメリットとしては、下記があるかなと思います。
- 導入費用が安い (サーバ本体も不要ですし、Windows ServerのライセンスもCALも不要)
- バックアップが楽 (Azure Backupで仮想マシンを簡単にバックアップできる)
- サーバのスペック変更が簡単。
”社内にファイルサーバを一切持たない” のならば ADも不要にできるのではないでしょうか
クラウドのアプリ、サービスはそれ自体でユーザ管理がありますからそれに全部任せてしまう、
クラウドを貫くならそういう考え方もあると思います。
私が関与した例でも
(1)商社で専任情シス員は置きたくない。
(2)全国に展開(20名が2か所、他十数か所は5名くらい)しており、どこからでもインターネットにつなぐ環境あり。
(3)出先(自宅、出張先)からもサービスを受けたい。
というところで、全部クラウドにしてしまって、ADもなしにしたことがあります。
それはそれでなんの不便もありませんでした。(まぁ、アプリ・サービスごとにユーザ登録・管理をしないといけないのが不便と言えば不便)
社内にファイルサーバを置くのは速度の点で圧倒的に有利です(*)が、そうなるとADがほしくなるし、さらにクラウドサービスを使うと”AD連携”を考えなくてはならないとか、だんだん規模が大きくなります。
オンプレミスもクラウドも適材適所が大事です それもわからずに”クラウドファースト”などと唱えるのは滑稽です。
*:本社に300人、支社が10人4か所ならWANでつないだ上でオンプレミスが有利。
質問
中小企業向けのシステムについて質問です。
事例を検索しても、メインの Active Directory はオンプレで構築して、クラウド上の Active Directory と連携する事例しか出てこないけれど、クラウド上の VM にActive Directoryを構築してVPN接続。
オンプレのサーバは社内にゼロ。
という構成にされている方はいらっしゃいませんか?
もし、そういう構成にされた方がいらっしゃったら、使い勝手など教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。