質問
本体価格以外に比較すべき項目
ということですが、一口でいうと「ランニングコストを比較する」ということになりましょうか。 業者によって保守サービス、消耗品の価格、頻度が違うと思いますので(保守の中に消耗品が含まれているとか)比較するなら例えば「3年間でA4サイズを10万枚印刷するとしたら総額でいくらになるか」がよいかと思います。(3年で10万枚かどうかは過去の実績から想定する)
比較表を作るなら「保守・消耗品の価格体系」を比較することも大事です。というのは「2000枚までは@15、10000枚までは@12、それ以上@10」というのと「5000までは固定、それ以上は従量制」とかがあって、前者の場合は極力節減できますが、後者では5000枚まではガンガン使うという対応が出来ます。どちらが合っているかは御社の事情によります。
カラー印刷の価格にも注目します。R社は「赤と黒ならモノクロ料金」なので「印影を赤で印刷したい」「変更部分を赤塗り」とかは安くできます。
>複合機の競争見積りを実施する場合に、
本体価格以外に比較すべき項目をご教授ください。
1)本体価格を決める際、
仕様・スペックを必ず比較してください。
・中小企業向:分速20枚前後程度の機器と、
・大企業用 :分速50枚以上用機器では、
販売価格も変われば、保守料(カウント料金)も当然変わります。
2)オプション構成は、どういうかたちになっているか。
比較の際は、それら加味したトータル価格で比較してみてください。
・合見積の場合、競合各社で同等スペックを実現する場合には、
微妙な機能差を、複数のオプション追加でカバーする場合が
あります。当然その分、そこからの金額は増えてます。
(逆に不要な機能は、そのオプションを外せば、価格下がります
から、そのメーカは有利になりますよね。)
・例えば、紙カセットを2段→4段で設置する場合は、
その2段分は、ほぼ各社オプション扱です(大企業用上位機は別)
・フィニッシャー(ソート・ステープル・折等の機能)
・スキャナオプション(ネットワークPDF化機能等々)
・その他拡張機能等々。(PostScript対応など)
(定価通りだと、上記のオプション価格だけで数十万はします。)
3)保守料金(カウンター料金)
・各社、基本の定価での価格表があります。。。 が、
実は、ここは案外交渉できるところであったりします。
合見積比較するなら、各社に「提案料金を提示させて」
シミュレーションされることをお勧めします。
あと、交渉する前には、自社の複合機の課金額と枚数が、
どれくらいなのか、必ず、確認しておく必要があります。
これらには、テクニックはありますが、対抗馬・本命が
いるなら、それぞれ(本命として)交渉してみると、
案外下がったりします。
ただし、これら価格決定権は通常は「保守契約先の
メーカ販売会社・メンテ会社」が持ってます。
販売店は多少関与はできますが、最終決定権はありません。
もし下手なやり方して、相手方の心証を下げる心配があるなら、
価格交渉のうまい人に任せた方がいいです。
#まぁ、定価通りのケースは、1台だけの小規模なところか、
価格交渉余地無しと、最初からあきらめている場合ぐらい
ですけどね。
4)保守体制
・受付時間帯は?
・トナー料金は?(カウントに含むのか、別なのか)
・保守に含まれる部品は?(全部なのか一部なのか。
一部のメーカは、特定部品は有料になってる会社・機種もあります)
以上4点かと思います。
追伸:柏木さまのお話、補足させてください。
・R社機の「赤黒モード=モノカラー」出力が適用できるのは、
「複写(コピー)モード」の時だけです。
・R社機の「プリントモード」では、
「カラー」か「白黒」しか切替出来ず。
赤黒原稿を、デフォルト設定のまま出力をすると、
自動で「フルカラー出力」で設定されて、フルカラー課金が
されるはずです。
・R社のモノカラーの定義はトナーを2色以下で利用するか、
「赤黒・モノカラーモード」と設定した出力のみになります。
プリントの場合は、黒+赤=トナー黒1色+赤用(2色)分で、
3色利用なのでフルカラー扱いです。
(赤は、Y色M色を組み合わせて、赤をつくってます。)
上記は私の知見ですが、念のため保守の請求元(か、技術者)に
必ず確認してみてください。(営業では知識不足の恐れ有るので)
以上、宜しくお願いします。
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複合機の競争見積りを実施する場合に,本体価格以外に比較すべき項目をご教授ください。